突然ですが、私は「夢」を見るにはなかなか覚悟がいるタイプのアイドルたちを推しています。
堂本剛(44) ─今年の1月に結婚を発表
堂本光一(45) ─今年の1月に相方が結婚したことに加え、いよいよいつ既婚者になってもおかしくないアラフィフに突入
大野智(43) ─2020年12月31日から芸能活動を休止し、今年で休止から4年目
本気で好きでいるとかなり苦しい事情があるラインナップだなぁ、と我ながら思う。
同世代の友人もみんな、悪気なく「もっと若い子推しな！結婚の心配しばらくないし！まだまだこれから頑張るってところだし！」といったことを私に言いがちです。
そもそも私はヲタクになって十数年、大野くん以外の「自担」は存在していませんでした。この世で大野くんより顔も歌もダンスも好きになれる人がいるわけがない、と諦めていたのもあった。
活動休止を知り、コロナ禍が襲い、全グループ出演の2000円の配信ライブが無ければ、KinKi Kidsのことも「曲が好き〜」としか思えなかったはず。（曲は小学生の頃から好きだった）
ジュニアチャンネルを全グループ観ても、デビューしたての若いグループの動画を観ても「出逢えなかった」存在が私にとってはKinKi Kidsで。
沼落ちを知ったほとんどの同級生は「大野くん以外の推しやっと出来たのに！？大野くんより歳上にするの！？」と言いました。
気持ちは分かります。だって大野くんは20年以上の活動に疲れ、休みたいと休止したのです。
大野くんより歴が上の人を推す、というのはグループ活動の終了や結婚など、ショッキングなニュースがいつ来てもおかしくないということでもあった。
分かっていました。覚悟して、分かっていて、推したんです。だってKinKi Kids、歌もダンスも顔も最ッッッ高だったんだもん！！！！！
そして、ついに来た「結婚」
正直、このラインナップで今年まで「推しが全員未婚」だったのが奇跡みたいな話です。平均年齢44歳ですもん、私の推し。
そして最近よく聞かれるのが「推しの活休と推しの結婚、どっちの方がマシ（つらい）？」です。
今日はこの問いを1ヶ月に5回ほど受けた私が、私なりに考えて自分の中で出した結論をまとめてみようと思います。
最初に声を大にして伝えます。これはあくまでも私が私の中で考えて出した結論です。強要する意図は1ミリもありません。平気な人、辛い人、辛かったけど平気になってきた人、色んな人がいて当たり前だと思います。あくまで私の話です！！
ハッキリ言います、どっちも辛いのは辛いです。20代前半、20歳ほど歳上の推しと本気で結婚出来ると思ったことなんて1秒もないし、付き合えるとも思ってない。でも辛いです。
ただ私は、活動休止と結婚のどちらかを選ぶなら確実に結婚の方がまだいいです。
そう思うポイントはいくつかあって、
①そもそも活動休止をしていると表に出てきてくれないので、顔が見れないし元気(健康)かどうか分からない
②結婚後に顔を見てしまうとそれはそれで辛い場合もあるが、健康か不健康かは分かるので顔が見れないよりはいい
③結婚によるショックで姿を見るのを避けたければ、出演している番組を見ないでおく・SNSのフォローやミュートワード見直しなど、こちらから距離を取ろうとすることは出来るし、推しはいつも通り活動しているので顔が見たいと思えばまた見れる、テレビかYouTubeつけたら居る
④しかし活動休止で会えないことによる寂しさが増幅しても会う手立てはない、過去の映像で寂しさを紛らわすことは出来ても「今」の推しはいない
大きくこの4点。
あくまで個人的なポイントですが、私が「結婚の方がマシ」と思えた最たる理由は①。
いつも優しくてメンバーのことをめちゃくちゃ愛しててファン想いの大野くんは、嵐というマンモス級のアイドルとして活動をし芸能人として追われる日々から解放されたいと願って、休みを取りました。
どんなに優しくても、メンバーやファンを大切にしていても、芸能界は心労がとてつもない場所なのだと思い知った出来事です。
だからこそ、私は心身の健康を何より祈ってしまう。そして健康を確認出来る、それはすごく大きな意味を持つのです。
もちろん、この数年大野くんのことを誰も何も話していないわけじゃない。嵐のメンバーは最近会った事や連絡した内容なども教えてくれ、大野くんが無事平和に生きていることを知らせてくれます。
ただやっぱり、この目で確認出来るか出来ないかは大きく違う。これは大野くんが活動休止して初めて実感したことです。
だからこそ「見えるところに居てくれるならそれでいい」と割と本気で思えます。
そう考え、私が自分で上手く剛さんと距離を取ることで（私はTwitterでこれを"デトックス期間"と呼んでいる）、向き合えました。
でも、大野智が芸能活動を休止したのは心身の健康のためです。大野くんが、辛くならず幸せに生きるため。昨今、自分の命を大切にしてくれるというのは当たり前ではありません。傷つく要因なんていくらでもある。
それを分かっていて、なおかつメンバーは元気な様子を伝えてくれるので、同時にこうも思っています。
「幸せに生きてくれるなら、それでいい。」
推しとはいえ他人。にも関わらず、他人にこんなこと考える私はきっとめちゃくちゃ重たいヲタクです。
だけど、やっぱりそれが全て。最重要事項は生きていてくれることです。
だからこそ大野くんに会いたくて涙を流す夜も乗り越えて、翌日には笑顔で過ごしています。
だけどやっぱり、会えない期間ほど会いたい気持ちは増していくもの。大野くんに会いたいよ〜〜〜〜！！！！！と、寂しくなることは余裕であるので、活動休止より結婚の方がマシ！(笑)
という深いんだか浅いんだか分からないお話でした。
私の愛する推したちへ
ずっと健康で幸せでいてね。だいすきだよー！
ねごとより
